伊坂芳太良ノベルティトランプ

伊坂芳太良のイラストレーションは、日本とヨーロッパのエスプリを織り交ぜたスタイルだ。このトランプには、イラストレーションだけでなく、いろんな魅力が詰まっている。

 

 

エドワーズという日本のファッションブランドのノベルティトランプ。
エドワーズは、1960年代ヴァンジャケットと並ぶトラッドなファッションブランドだった。現在ではファッションブランドとしての評価よりも、広告やノベルティグッズなどグラフィックデザインとしての評価の方が高いかもしれない。伊坂芳太良のデザインワークが際立っていて、その後、K2(長友啓典、黒田征太郎)がデザインワークを引き継いだことも、グラフィックデザイン界でよく知られることになった理由だろう。

 

 

標準的なトランプと比べると随分縦長で、麻の袋に入っているという凝った仕様になっている。袋に描かれたイラストレーションは、あまり伊坂芳太良っぽさはないが、彼の手によるものだ。トランプの絵柄は、ひと目で伊坂芳太良とわかるもので縦長の判型を活かしたイラストレーションになっている。

 

 

 

絵柄以外のカードや、裏面のデザインも、個性的なデザインになっている。彼がイラストレータとしてだけなく、優秀なグラフィックデザイナーだったことがわかる。
1960年代以前は、イラストレータという職種が確立されていなかった。イラストレータとして知られる、真鍋博、横尾忠則、宇野亜喜良、和田誠など、みんなグラフィックデザインの延長としてイラストレーションを描いていた。
現在のように分業していたわけではなくイラストレータという職業は存在しなかった。デザインをせず、イラストレーションを描いていた人たちは、漫画家いう位置づけだった。

 

 

出版物に関しては、超レアな私家版も含め掘りつくされた感がある。しかし、こういったノベルティグッズは、まだまだ見たこともないアイテムがありそうだ。

目の触れないところにしまっておくのではなく、ポスターや写真のように、こういった紙モノを額装して飾るのもおもしろい。ちょっとした工夫で、生活空間を魅力的に変えてほしいと思う。自分も日々試行錯誤しながら、モノを通じて飾るということを考えている。

 

 

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